大遠忌
法話

報恩講

雲妙寺住職 大善文彦

 💚10月の法話💚 

お釈迦様のご説法(お経)の数は「八万四千」といわれております。

「八万四千」という表現をもって、「数えきれない程の数」ということを表現されてあります。それほどたくさんのご説法(お経)があるということです。

その「八万四千」の経典の中から、親鸞聖人は浄土三部教(仏説無量寿経・仏説観無量寿経・仏説阿弥陀経)を選んで下さいました。

お釈迦様は、お悟りの仏様です。

凡夫の私には、仏様の言葉は理解出来ません。

凡夫が仏語を理解することは、難しいことです。

理解するには、よき解説者が必要です。

その解説者のことばを通して、その先にある仏語をあじわうことができるのです。

その浄土三部教を親鸞聖人が解説して下さいました。

この度は、どのような因縁で人間世界に生まれたのか、自分では解かりません。

また、同じくどのような因縁にて、このたび仏語を耳に入れることになったか、それも解りません。

まして、親鸞聖人のお流れを受ける身になったかも知りません。

しかし、このたび人間世界での私の営みの中で、お名号を口に掛ける身になっていました。

口にお名号を掛けても、違和感無き身になっていました。

耳にお名号が現れても、違和感無き心持ちになっていました。

親鸞聖人が、「極悪最下の凡夫を、極善最上の仏にする如来様が、ただ今働いておいでですよ」と、仏語を解説して下さいました。

親鸞聖人が、お生まれ下さらねば、私はこのたびの人生も空しく過ごすしかありませんでした。

聖人が、一生涯を掛けて伝えて下さったお法りを、ご命日法要を機縁として、耳に掛け 口を動かし 身を移動させて勤めていく法要を「報恩講」と申します。

各寺院の日程は異なりますが、毎年心待ちにしているお仏事でした。

                                お称名

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