浄土真宗千葉組

千葉県にある浄土真宗本願寺派(お西)の活動を紹介しています。

6月法話 火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなき

6月法話 火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなき

火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなき

釋義顕

火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておはします『歎異抄‐御序より』

 「火宅無常の世界」とは、火の着いた家が崩れ落ちていくような無常の世界のことで、とても安心して住める状況ではありません。その世界は、真実と呼べるようなものはなく、すべて空言、虚言であり、ただ念仏のみが真実であるということです。

 

 

最近、某大学のアメリカンフットボール部の問題が世間を騒がしています。

私は高校時代にラグビーをやっており、今は亡き伝説的な人物S師に憧れ、この大学にスカウトをされセレクションに参加し、練習にも招待されていました。(聞く話によると推薦書類の不備により落ちましたが、当時一部リーグに所属する別大学チームで諸事情により辞めるまでアメフトをしていました。)

S師が引退され、まさに体制が変わりつつあった頃です。

もし、入っていれば、あの選手と同じディフェンスエンドをしていたかもしれません。年代は違うものの、ひょっとしたら私が当事者になっていた可能性もゼロとは言い切れません。

とても、他人事ではありません。

 

選手、プレー、監督・コーチ、指導方法、大学の対応…。

私は「他人事ではない」とは言え、所詮部外者です。

これらどうこうは、“真相を知らない”ので、私からの公言は控えさせて頂きますが…

アメフトが大好きな者として不満、苛立ちはあります。

 

しかし、なにより「不思議だなぁ」と思うのが、世間の流れです。

 

なぜ、名前の似た大学にクレームが?

なぜ、名前の似た大学のラグビー部にクレームが?

問題のプレー動画が注目を集めて、すぐ『DL選手はラフプレーの常連』としてネットにアップされました。でも、本当?

 

当該大学と名前の似ている大学は、全くもって別大学で、まったく無関係です。

ラグビーとアメフトは全くもって別競技ですし、無関係です。

『ラフプレーの常連』の動画は、選手の会見後削除されましたが、顔写真も名前も公開されていました。動画作成者の謝罪はあったのでしょうか。

 

「とりあえず、社会的に問題になってるから便乗するか?」という程度でのクレームなのでしょうか?

 

“何でもかんでも、取り合えず叩けば良い”

“自分たちの意にそぐわない意見は排除”

 

そんな世間の流れになっていませんか?

そんな世間に流されて判断していませんか?

 

ネット社会になった昨今は、世間は様々な情報が多く流れています。

ウソの情報 感情操作のための情報 情報操作のための情報…

 

人は最初に耳にした情報を“正しい情報”という先入観を刷り込まれてしまいがちです。後から出てきた別情報は「言い訳」「開き直り」と受け取ることもあります。

 

もし、選手よりも先に指導者側、大学側が会見を開き「乖離が起きた」「私たちは言っていない」と言っていた場合…

連盟の検証の結果から処分の発表がされるまでの間、あの選手は、さらに酷い誹謗中傷に曝されていたのではないでしょうか。

もし、そのようになっていたら、世間の大多数が寄って集って、指示に従っただけかもしれない一人を追い詰めることになります。最悪、いのちを奪いかねない事になっていたかもしれません。

 

情報と先入観というのはとても恐ろしいものです。

まさに“空言・戯言”と“捉われ”です。

 

仏教を学び、仏教を軸として生きる私たちは、どう考えるべきなのでしょう?

行動を起こすならば、どう行動をとるべきなのでしょう?

世間に惑わされず、世間に流されず、一歩立ち止まって、冷静に考えてみて下さい。

 

世間の空言・戯言に惑わされず、流されず、捉われることなく…

南無阿弥陀仏

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